遅いかどうかの答え
高2の冬から受験勉強を始めても、一律に遅いとはいえません。決め手は「志望校までの距離」と「本番までに使える時間」です。今の高2が受ける共通テストは2028年1月15日(土)・16日(日)で、高2の1月からは約1年あります。平日2時間・休日5時間なら週20時間、52週で約1,040時間です。この記事では一般選抜を中心に、今の位置を測って時間の使い方を決める方法をまとめます。
共通テスト(令和10年度)の期日は大学入試センター公式の「令和10年度試験」のページで2026年10月28日に確認しました。時間割や出願の手続きは、今後公表される実施要項で確かめてください。勉強時間の計算は当サイトの例で、合格に必要な時間を示すものではありません。総合型・学校推薦型選抜は、出願や準備の時期が違います。
この記事でわかること
「遅いか」は、志望校までの距離で決まる。
同じ高2の冬でも、志望校の基準にもう少しで届く人と、苦手科目が基礎から抜けている人では、必要な時間がまったく違います。周りが塾に通い始めたかどうかではなく、次の2つの差で考えます。
- 得点の差:志望校の合格の目安(大学・予備校が公表している基準や、模試の判定)と、今の得点の差。
- 範囲の差:入試に出る範囲のうち、まだ習っていない、または理解していない単元の量。
差が小さければ、高2の冬から計画を立てて続けることで、合格を目指して準備を進める余地は大きくなります。差が大きければ、志望校と併願校の必要科目・配点を確かめて勉強の優先順位を決める、志望校の候補を広げるなど、時間の使い方を早めに決めましょう。受験科目そのものを減らす場合は、出願できる大学が変わるので、学校の先生と相談してください。
高2の冬から本番まで、使える時間は約1年。
高2の1月から、2028年1月15日・16日の共通テストまでは約52週です。1週間に勉強できる時間をかけると、本番までの合計時間が出ます。
| 平日・休日の勉強時間(当サイトの例) | 1週間 | 52週の合計 |
|---|---|---|
| 平日1時間・休日3時間 | 11時間 | 572時間 |
| 平日2時間・休日5時間 | 20時間 | 1,040時間 |
| 平日3時間・休日7時間 | 29時間 | 1,508時間 |
平日5日・休日2日で計算した、授業外の勉強時間の例です。合格に必要な時間を示すものではありません。定期テスト・学校行事・部活の大会がある週は少なくなるため、実際の合計はこれより減ると考えてください。
ここで大事なのは、平日の時間です。平日を1時間増やすだけで、1年で約260時間(5日×52週)増えます。部活が続く人は、引退までは平日を少なめに、引退後に増やす、という2段階で計画すると現実的です。
今の位置は、共通テストの問題で測る。
距離を測るいちばん手軽な方法は、本番の問題を解いてみることです。
- 過去の共通テストを時間を計って解く:大問ごとに、どこで点を落としたかを書き出す。
- 共通テストの体験受験を使う:前回(2026年1月)は東進・河合塾が、高1・高2向けに本番と同じ問題を無料で解ける機会を用意しました。2027年分は、主催者ごとの正式な要項で日程と申込条件を確かめてください。前回の内容は同日体験受験の記事にまとめています。
高2の冬は、まだ習っていない範囲もあります。失点を「まだ習っていない」「習ったのに解けない」「時間が足りない」に分け、習ったのに解けない単元から手をつけます。1〜2週間取り組んだら、進んだ量と解き直しの結果を見て、科目ごとの時間を調整しましょう。
高2の冬は、苦手の基礎を1つずつ終わらせる。
高3になると、演習と過去問の時間が増えます。高2の冬から春までは、苦手科目の基礎を終わらせておくのに向いた時期です。
- 過去の共通テストや定期テストで、失点の多い単元を3つ書き出す。
- その3つを、冬休みから春休みまでに1つずつ終わらせる計画にする(冬休みの勉強計画の記事も参考に)。
- 平日に毎日続ける時間を決め、1週間ごとに終わった量を確かめる。
苦手の基礎を、映像で学び直す
教科書を読んでもわからない単元は、映像授業で説明を聞き直すと進めやすくなります。スタディサプリのベーシックコースは、公式の料金ページで、Webサイトから申し込む場合は月額2,178円(12か月一括なら21,780円。アプリから申し込むとこの価格は適用されません)、入会金なし、初回の方がWebサイトからクレジットカードで申し込むと、申込日を含めて14日間の無料体験があります。契約は自動更新なので、続けない場合は更新の24時間前までに停止の手続きが必要です。通常の利用停止では、残りの期間の払い戻しはありません(団体会員への切り替え・高校卒業時などは返金の場合あり。2026年10月28日確認)。
1年の計画を、塾と一緒に立てる
1年の計画を自分だけで立てて続けるのが不安なら、授業ではなく勉強計画と進み具合の管理を中心にする学習管理型の塾もあります。ウィズスタディは、公式の料金ページに高校生の超ライト(勉強計画を立てるプラン)が1科目月7,128円、毎週のコーチング面談と確認テストが付くライトが1科目月15,180円(いずれも税込)と載っています。このほか毎月のシステム利用料4,400円と、初回の入塾金33,000円がかかります。塾が請求する教材費・季節講習の料金は0円(自分で買う参考書は別)、最低契約期間なし・1か月ごとの更新です(2026年10月28日確認)。


