講座数の答え
冬期講習を何講座取るかは、河合塾でも駿台でも、冬休みに使える勉強時間から決めます。授業と同じ時間を復習に使うと仮定すると、河合塾の代表的な1講座(450分)で約15時間、駿台の1講座(600分)で約20時間です。学校の課題を終えたあとに残る時間がこれより少ないなら、講座数を見直す目安になります(予習・通塾の時間は別に要ります)。苦手な単元がはっきりしない、自分で計画を立てて続けられる、という場合は、講習を取らない選び方もあります。
講座の時間と受講料は、河合塾・駿台・東進の公式ページ(2026年10月22日・28日確認)によります。「復習に授業と同じ時間」は当サイトが計算に使った目安で、予備校が示した基準ではありません。
この記事でわかること
1講座に必要なのは、授業と復習で約15〜20時間。
冬期講習の1講座は、授業を受けるだけでは身につけにくいものです。授業で解いた問題を自分で解き直す時間まで入れて、1講座の重さを考えます。ここでは、授業と同じ時間を復習に使う前提で計算しました。
| 1講座(代表的な講座) | 授業時間 | 復習を足した時間(当サイト計算) | 一般生の受講料(税込) |
|---|---|---|---|
| 河合塾 | 90分×5講=7.5時間 | 約15時間 | 22,700円 |
| 駿台 | 50分×12コマ=10時間 | 約20時間 | 29,800円 |
出典:河合塾 冬期講習 受講料・申込方法、駿台 冬期講習。講座によって時間数と料金は違います。料金の詳しい比較は冬期講習の値段・費用の記事に、東進の講座数は東進の招待講習の記事にまとめています。
冬休みに使える時間から、講座数を出す。
講座数は、必要な学習内容と、次の3つの数字から考えます。紙に書き出して、親子で確認してみてください。
- 冬休みの日数:終業式の翌日から始業式の前日まで。年末年始に勉強しない日は引きます。
- 1日に勉強できる時間:部活・家の予定を入れたあとに、実際に机に向かえる時間。
- 学校の課題にかかる時間:冬休みの宿題を終えるのに必要な時間。
たとえば、勉強する日が10日、1日5時間なら合計50時間です。学校の課題に20時間かかるなら、講習と復習に使えるのは30時間。授業と復習だけなら、河合塾の講座で2講座分(約30時間)、駿台の講座で1講座分(約20時間)にあたります。予習や通塾の時間を足すと収まらないこともあるので、これは上限の目安です。日数と時間を自分の数字に入れ替えて使ってください。
河合塾の冬期講習は、12月15日から2027年1月6日までのうち連続した5日間で受けるのが基本と公式に書かれています。同じ期間に2講座を取ると、1日の授業が長くなり、その日のうちに復習する時間が取りにくくなります。講座を選ぶときは、日程が重ならないかも合わせて見ましょう。
こうなったら「取りすぎ」のサイン。
- 復習の時間が残らない:上の計算で、講習と復習の時間が使える時間を超えている。
- 連続する日に講座が重なる:1日に2講座以上の授業が続き、その日の解き直しができない。
- 学校の課題が後回しになる:始業式までに宿題が終わらない計画になっている。
- 苦手でない科目まで取っている:「みんな取るから」で選んだ講座がある。
当てはまる項目が多いほど、講座を減らすか、授業の少ない講座に替える余地があります。得意科目を伸ばすために取る講座は、目的がはっきりしていれば問題ありません。
講習がいらない場合と、代わりの方法。
次のような場合は、予備校の冬期講習を取らずに冬休みを使う方法もあります。
- 苦手な単元がまだはっきりせず、どの講座を取ればよいか決められない。
- 学校の課題と定期テストの復習だけで、冬休みの時間が埋まる。
- 計画さえあれば、家で毎日続けられる。
時間が学校の課題で埋まる人は、新しいことを足さず、課題と定期テストの見直しを優先しましょう。苦手がわからない人は、2学期の答案を見直して学校の先生に相談するところから始めます。そのうえで、学び直す単元が決まったら映像授業、計画づくりに手助けが要るなら学習管理型の塾、という順で考えます。代わりの方法を2つ挙げます。河合塾には高1・高2向けの500円のダイジェスト講座もあるので、予備校の授業を少しだけ試したい場合はそちらも候補です。
映像授業を14日間無料で試す(Webでクレジットカード申込みの場合)
苦手な単元だけを映像で学び直すなら、スタディサプリのベーシックコースが候補になります。公式の料金ページでは月額2,178円(12か月一括なら21,780円)、入会金なしです。初回の方がWebサイトからクレジットカードで申し込むと、申込日を含めて14日間の無料体験があります。冬休みの初日に申し込めば、前半の2週間を無料で試せます。契約は自動更新なので、続けない場合は更新の24時間前までに停止の手続きが必要です。通常の利用停止では、残りの期間の払い戻しはありません(団体会員への切り替え・高校卒業時などは返金の場合あり。2026年10月28日確認)。
授業は足さず、冬休みの計画だけ管理してもらう
「何をやるか決めてくれれば続けられる」という場合は、授業ではなく計画と進み具合を毎週確認する学習管理型の塾もあります。ウィズスタディは、公式の料金ページに高校生の超ライト(勉強計画を立てるプラン)が1科目月7,128円、毎週のコーチング面談と確認テストが付くライトが1科目月15,180円(いずれも税込)と載っています。このほか毎月のシステム利用料4,400円と、初回の入塾金33,000円がかかります。塾が請求する教材費・季節講習の料金は0円(自分で買う参考書は別)、最低契約期間なし・1か月ごとの更新です(2026年10月28日確認)。冬休みの1科目で1か月分の月額・システム利用料・入塾金を足すと、超ライトなら44,528円、面談の付くライトなら52,580円です。これは1か月分の単純合計で、12月と1月にまたがる請求総額ではありません(月の途中で入ると初月の月額は日割り、システム利用料は日割りなし)。冬期講習の1講座より初期費用は高くなるので、授業を受けたいのか、計画の管理が必要なのかを、総額と支援の中身で比べてください。
無料で授業を試したい場合は、東進の冬期特別招待講習もあります。東進生でない高2・高1・高0生が対象で(今年、新年度と夏期の招待講習を両方受けた人は対象外)、12月12日までの申込みなら3講座が無料です。条件は東進の招待講習の記事にまとめました。


